民生用光インターコネクションではコスト化、使いやすさが求められる。一方、通信距離は短く、スピードも数Gbps程度であり、光通信の持つ能力を使いきれていない。この余った能力を欠点の克服に振り分けることにより、光通信の持つ他の特徴を生かせる使い勝手の良い、光無線形のレーザリンク(通信モジュール)を開発した。従来、光学アライメントの精度が必要であることが、部材コストや生産性の悪化そして使いにくさの原因となっていた。高速動作のために小径PDを使用すると実装時にアライメントが必要となる。テーパー状のライトパイプに集光した光を入れライトパイプ内での反射によりPDより大きな面積で光の分布を均一化した。これにより最適位置での光量は下がるが、位置ずれがあっても必ず受信ができるようなり、製造工程及び実装時のアライメントが不要となった。
変調速度2.5Gbpsで、実装時位置許容精度±1mm ±3°という、高速性と使いやすさを両立した無線型レーザリンクモジュールを開発した。
光通信にしか出来ない、回転部分などの可動部での使用や、超高速・高耐圧絶縁デバイスとしての使用も可能となった。
POF通信も先端性能より使いやすさを考えたシステムであり、同様の考え方により使い勝手の良い光通信デバイスが開発できると考えている。
POF通信用光源としては、DVD用LDを少し変更した構造のファブリペローLDで対応できると思われる。



位置精度 ±1mm ±3°
(リミッティングアンプ後)